今日はダン君と出会う前に飼っていたぺぺのお話をしようと思います。
ぺぺとの出会いはまだダンままがいたいけな8歳の少女だったときでした。
寒い冬のある日、じじちゃん、ばばちゃんと、じじちゃんのお友達と一緒に
ロングドライブをしてたどり着いたのが今ならわかるんですがブリーダーさんのところでした。
そこのブリーダーのおじさんが「この子」と片手の手のひらに乗せて
見せてくれたのが「ぺぺ」でした。
まだシーズーがあまり知られていなかった頃で、
お散歩をすれば必ず「これなんて犬?」「はなぺちゃだ~」「えっと…狆かな?」
なんていわれてました。
ひとりっこだったダンままにとってぺぺは「弟」みたいな存在でした。
学校から帰ればぺぺがいる。
当時、じじちゃんの会社が忙しく、ばばちゃんも一緒に仕事を手伝っていて
かぎっ子だったダンままにとって一緒にいてくれるぺぺが話し相手でした。
「スイミングにいきたくない」
「今日は図工の時間に絵が上手にかけた」
そんな話を横にちょこんと座って聴いてくれるぺぺでした。
大きな病気もすることなく一緒に大きくなったぺぺ。
ダンままが結婚してしばらく京都に住んでいたとき、
「朝、階段の下でおねーちゃんが起きてくるのを待ってるよ」
電話でダンばばちゃんからそのことを聞いたときは大泣きしました。
そしてぺぺはどんどん歳をとって弱っていき、いつもストーブの前に
座っているようになりました。
そしてダンままが名古屋に再び住むようになってしばらくしてから
「きゅーん」
と一声泣いてから虹の橋を渡りました。
きっと帰ってくるのを待っていてくれたんだと思いました。
18歳、ぺぺは長生きで表彰されました。
ぺぺが天国へ行ってしまってからダンままは
毎日泣いてばかりいました。
そしてご飯の時間が来るとぺぺの写真の前にごはんを備えていました。
あるひばばちゃんがみかねて
「そんなことばかりして泣いているとぺぺが天国へいけないよ」
と言われて…元気になろうと。
でも誓ってました、もう二度と犬は飼わないと。
私にとっての犬はぺぺだけでいいと。
だから何年も我が家にはワンコがいませんでした。
でも、「ダン」と巡り逢いました。
今度は「まま」と言う立場でダンを愛していけるようになりました。
ダンと暮らすことでぺぺの話題もよく家族の間で登るようになりました。
きっとぺぺも家族の輪の中に一緒にいるんだと思います。
昨日引き出しの整理をしていたらぺぺの写真がでてきたので
今日はぺぺのお話をしました。
写真を眺めて懐かしんでいる頃 わが息子ダンは
ソファーで「ダンお化け」になってました(・_・;)